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結婚相手紹介サービス:全国仲人連合会・よもやま話第9話


お見合い成功談・コインロッカーの縁

昨日、うちの奥さんからお叱りを受けました。

失敗談ばかりだと、いつもうちの会員が失敗ばかりしているみたいだから、たまには成功談も 載せてよ。

ということで、今日はいい話です。

男性会員さんで、奥さんをなくし、3人の子供がいる方のお話です。

3人のお子さんは、なくなった奥さんのご両親が面倒を見ていて、遠い場所なので、なかなか会う こともできない。
再婚して一緒に暮らしたい。という希望でした。

普通に来られたなら、できればお断わりしたい位なんですが、実は、友達の紹介だったので、 「大変難しい条件なので、あまり期待はしないで下さい。」とお話しし、本人も「それはわかっていま す。」ということでしたので、入会してもらいました。

子供のことを除けば、条件的には悪くはなかった人で、誰でもが知っている上場企業に勤めており、 顔立ちもはっきりした、明るい男性でした。

ただ難を言えば、足が少し短い気がしました。 足が短いと言えば、私は都立府中高校出身ですが、4年先輩に布施明がいるんです。

4年先輩ですから、私は直接会っていないのですが、知ってる先輩の話だと「足が短い」 と言っていました。

それを聞いていましたので、テレビで見る度に気にして見ていましたが、 その通りのような気がしました。

ところで、府中高校と言えば、昔、3億円事件が目の前でありました。

授業中にヘリコプターが飛ん できたりして、大変な騒ぎでした。

当時の3億円はすごい金額だったのです。

この3億円は近くの東芝府中のボーナスだったんですが、私の父が勤めていた会社んなんです。

ボーナスはちゃんと出ました。 その日、乗り捨ててあったカローラを見にいきました。

犯人のモンタージュが公開されましたが、うちのアニキはオートバイにも乗っていたし、少し似ている と思い、気持の奥底では疑っていましたが、とうに時効が過ぎた今、普通の生活をしているところを 見ると、うちの兄ではなかったようです。

で、話がそれましたが、

(わざと話を膨らませるつもりで脱線してみました。)

その男性が入会して、すぐに子供が1人いる少し年下の女性がタイミング 良く入会してきましたので、

その女性に、「本部に書類を出して良縁ニュースに載るのに少し時間が かかるので、良かったら、この男性はうちの会員さんなので、先に会ってみない?」 と話したところ、

「会ってみる」ということでしたので、早速段取りをしました。

とりあえず、うちに来てもらうことにしました。女性は子供を連れてきました。

その後、3人で蒲田へ出て食事をしたそうです。

あとから女性から聞いた話ですが、そのときは「子供が3人もいるし、なんでそんな人を紹介した んだろう。

お断わりしよう。」と思っていたそうです。

駅の改札で別れたときまでは、、、

実はそれぞれ、JRと東急線だったので、蒲田駅で別れることになるわけです。

女性は荷物があったのでコインロッカーに預けてあるから、ということで、男性が先にJRの改札に 入ったそうです。

もし、このまま別れていたら、女性から、お断わりの電話がきたことでしょう。

女性がコインロッカーを開けるのを、男性はそっと見ていたら、なかなか開けられなくて困っていた 様子だったので、改札を出て開けてあげたそうです。

そこで、女性の気持が動いて、「交際してみよう」と思ったそうです。 これは16年前の話ですが、今年もお二人からの年賀状が届きました。

幸せそうな様子が うかがえました。

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